コラム
家づくりの勉強
階段の色柄を揃える時と側板・蹴り込み板の色を変えるときのメリット・デメリット
2023.05.27
階段の色柄を揃えるか、側板や蹴り込み板の色を変えるかは、階段のデザインやインテリアの一部として重要な要素です。以下に、それぞれの選択肢のメリットとデメリットをまとめました。
1.階段の色柄を揃える場合:
メリット:
・統一感と調和:階段の色柄を揃えることで、部屋全体の統一感と調和を生み出します。同じ色や柄の階段は、空間を一体感のあるデザインでまとめることができます。
・フローと連続性:階段の色柄を揃えることで、フロア間の連続性を演出することができます。同じ柄や色を使うことで、上下階のつながりを強調し、統一感のある空間を作り出します。
また、踏み外し防止にもなります。
デメリット:
・制約された選択肢:階段の色柄を揃える場合、一貫性を保つ必要があります。そのため、特定の色や柄に制約される可能性があり、他のデザイン要素との相性を考慮する必要があります。
・個性の制約:階段の色柄を揃えることで、個別の階段の個性が薄れる可能性があります。個別のスタイルやアクセントを追加したい場合は、柄や色の選択に工夫が必要です。
3.側板や蹴り込み板の色を変える場合:
メリット:
・強調されたアクセント:側板や蹴り込み板の色を変えることで、階段にアクセントを加えることができます。明るい色やコントラストのある色を選ぶことで、階段が目立つデザインを実現できます。
・独自のスタイル表現:側板や蹴り込み板の色を変えることで、個別のスタイルやテーマを表現することができます。他の要素との調和を考えながら、独自のデザインを取り入れることができます。
デメリット:
・バランスの取りにくさ:側板や蹴り込み板の色を変える場合、他の要素とのバランスを取るのが難しい場合があります。階段の他の部分や周囲のインテリアとの調和を考慮しながら、適切な色の組み合わせを選ぶ必要があります。
・集中的なメンテナンス:側板や蹴り込み板の色を変えると、それらの部分のメンテナンスがより集中的になる可能性があります。色あせや傷が目立ちやすいため、定期的なクリーニングや補修が必要です。
・統一感の欠如:側板や蹴り込み板の色を変えることで、階段全体の統一感が損なわれる可能性があります。異なる色を使うことで、バラバラな印象を与えることがあります。そのため、他の要素との調和を考慮しながら、バランスを取る必要があります。
階段の色柄を揃える場合と側板や蹴り込み板の色を変える場合にはそれぞれメリットとデメリットがあります。どちらの選択肢が最適かは、個々の空間やデザインのコンセプトによって異なるでしょう。統一感を重視する場合は色柄の揃った階段が適していますが、個別のアクセントやスタイルを追求する場合は側板や蹴り込み板の色を変えることが有効です。最終的な選択においては、バランスや統一感を考慮しながら、自身の好みやインテリアコンセプトに合わせた選択を行うことが重要です。
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